反復練習をしない時短練習とは?近畿大学付属高校の強さのヒミツに迫る

今回は、文武両道をモットーとする進学校「大阪府・近畿大学付属高校」の強さに迫る。
ウィンターカップは2年連続6回目の出場。粘り強い守備を武器に、全国大会優勝を目指している。
男子バスケ部は3年生22名、2年生25名、1年生30名、計77名の大所帯。
文武両道をモットーにしながら、全国大会へ出場できる強さのヒミツとは。


目次

  • 基礎の反復をしない時短練習
  • 日曜日の完全オフと自由休暇制
  • 練習直後の栄養補給
  • まとめ

基礎の反復をしない時短練習

応用練習の中で見えた基礎の課題を、翌日のウォーミングアップで取り組んでいる

進学校で授業の多い近代付属高の練習時間は、長くて2時間半程度だ。短い時間で多くの部員がたくさんのことを学ぶために「闇雲に基礎練習を行っても、どの場面でどのように生かすべきかがわかるまでに時間がかかってしまう。まず、試合のどの場面なのかを応用練習で知り、その中で足りない基礎技術を選手が意識する」(大森ヘッドコーチ)逆算型の練習を行っている。

例えば、パストスペーシングの練習は、分解せずに同時に行う。一組三人の3チームがそれぞれ違う色のビブスを着用し、1組だけが守備に回る6対3のパス練習で「ドリブル禁止」「同色間パス禁止」「パス後はゴール下で待機選手にタッチ」などの条件を設定して、実戦に近い形を体で覚える。
そして、その練習で課題になったプレイを次の日のウォーミングアップで取り組む。複数の選手が一度に参加できるメニューにすることで、待機する選手を少なくすることも効率化の狙いだ。

 

日曜日の完全オフと自由休暇制

就任14年目の大森健志ヘッドコーチは、バスケのことを考えない日を意図的に作ることも大事だと言う

オフも効率化を進めている。今季採用したのは日曜日の完全オフ化と年休制度。日曜日がオフになると通学日が減り、リフレッシュ効果を大きく引き出せる。
U-19日本代表の西野曜選手は「日曜日が自由に使えると、一週間がすごくラク。日曜の使い方は、休むのと遊ぶのが4割ずつ、後の2割は家族と過ごしています。
バスケット以外から学ぶことがたくさんあると先生には言われるけど、その通りだと思う」と効果の大きさを笑顔で話した。さらに、一年間に10日間は自由深刻で練習を休める年休制度も導入。自由に休める権利が与えられている分、練習に参加するときには集中して臨むという責任感が生まれた。

選手は治療に専念したい日や心身のコンディションが良くないときに利用することで、負傷の確率を下げることができている。

 

練習直後の栄養補給

運動後の栄養補給は大切。近代付属高校では毎年、栄養士によるセミナーを受講している。

疲労回復も効率化を図っている。
暑さに体力を奪われる夏の練習では、トレーニング直後にバナナとプロテインを摂取することで、体に必要な栄養分が欠けないように補う。ただし、部員が多く、毎回用意することは難しい。
大森ヘッドコーチは「バナナを70本も買ったら、スーパーも迷惑でしょう」と苦笑いを浮かべた。
チームが用意するばかりでなく、試合や遠征で疲労が溜まりやすい状況にあるときは、パンなどの軽食を各自で用意することで、練習後の栄養補給を行なっている。
空腹で練習に参加したり、運動後の栄養補給を行わすに筋力トレーニングの効果を落とさないように、一年に一度は栄養士によるセミナーを受け、理解を深めるようにもしているという。

効率の良い練習と、回復と休養によるリフレッシュが近代付属高の強さの源となっている。

 

まとめ

限られた練習時間でいかに効率的にビルドアップするかを常に考えていることがわかりました。

あえてオフの日を入れるなど、なかなか思いつかない面白い発想がたくさんあるので参考にしましょう。

 

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