強さの秘訣!東京医療保健大学 恩塚監督インタビュー


目次

  • 変わらない信念。「今できることの ベストを尽くす」
  • オフェンス重視の練習メニュー
  • 皆で喜びを分かち合うために
  • 恩塚監督プロフィール

変わらない信念。「今できることの ベストを尽くす」

創部当時は経験者3人、初心者2人からのチームでした。新入部員が金髪で現れ、「なんで2部練をしなければいけないんですか?」と尋ねられ、練習を週2から3回に増やすために、ファミリーレストランで2時間説得する。そんなところからのスタートだったんです(笑)。そのころも今も「今できることのベストを尽くす」という信念は変わりません。そして、道は必ずあると信じること。できないと思ってしまったら絶対見えない世界があるので、そういう考え方は忘れないようにしています。それを部員に伝えるのは、日々の積み重ねが大事です。「用意してきたことがきちんと生きるだろうか」と、いまだに練習に行くときは緊張しますね。練習に遅れたら走りますし、そういう気持ちは創部当時から全然変わりません。

オフェンス重視の練習メニュー

バスケットは、最終的にはディフェンスがモノを言う競技だと思っていますが、私たちのチームはオフェンスの練習が多いです。なぜかというと、どんなにいいディフェンスをしていても、トランジションで攻められたら絶対に守れないから。ミスせずにいいオフェンスをすることが勝つコツだと考えていて、そのためにもプレッシャーリリース(プレッシャーのかかった状況でもミスせず戦うこと)は強く意識しています。ちなみにいいオフェンスとは、究極的に言えばシュートを決めること。①ゴール下のイージーなシュート、②ノーマークのシュート、③ディフェンスが遅れて出てきた/ミスマッチになったシュートという優先順位を常に考えて、狙ってプレーをするのです。「チームプレーに固執すると1対1の力が育たなくなる」という指導者の方もいますが、それは違うと思います。イージーシュートを打つという目的が最も近ければ1対1で打開するし、できないなら2人や3人で攻めようという考え方です。

バスケットボール以外にもチームを育てる要素はいくつもありますが、私たちはできることはなんでもやるというスタンスです。ミーティングも当然やりますし、食事管理やトレーニングもそう。栄養に関しては専門の学部にいる部員が栄養素の説明やカロリー計算をしてくれますし、講師を読んでセミナーを開いたりしたこともあります。私から指示することもありますが、基本的には自分とチームをレベルアップできる材料やチャンスは部員たち自ら探してほしいと思っています。リーダーシップもそう。「誰かがやる」ではなく、「気付いた人がやればいい」と。

皆で喜びを分かち合うために

春の関東大学女子バスケットボール選手権大会は、決勝で早稲田大学に敗れ準優勝に終わりました。そのあとに選手たちにはこんな話をしました。「我々はなんで日本一になりたいのか。一緒に活動している仲間たちと切磋琢磨して、成長した姿で喜びを分かち合うためだ」と。お互いがお互いを大事にしていないと喜びは分かち合えないから、学年や試合に出ているか出てないかは関係なく、このチームに必要なことを言い合えるようになろうと。それまでは「(試合に出ていない)私が言っていいのか」と思っている部員がかなりいたんですが、勇気を出して言ってほしい。そして勇気をもって発言した仲間に対しては敬意を払ってしっかり話を聞こうと伝えています。

恩塚監督プロフィール

恩塚亨(おんづか・とおる)

1979年生まれ。渋谷幕張高校で教員を務めたのち、06年に東京医療保健大学の女子バスケ部を立ち上げた。同年12月のヤングウーメン世界選手権からアナリストとして女子日本代表のスタッフも務める。現・女子日本代表アシスタントコーチ。

 

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