【インタビュー 川内滉大】10代バスケプレイヤーの世界への挑戦

3年後の東京五輪で正式種目にとなった3人制バスケ、3×3の日本代表である川内滉大は、19才の専門学生だ。175cmと小柄だが、2ポイントシュートとスピードを活かしたドライブを武器に、3×3を始めてからわずか2年あまりで日の丸を背負う若手有望株の筆頭だ。東京五輪、正式種目3×3で活躍する10代プレイヤーにインタビューを実施した。


目次

  • 東京五輪、正式種目3×3で活躍する10代プレイヤー
  • FIBA 3×3 ASIA CUPに出場
  • 3×3との出会いが人生を変えた
  • 仲間とのコミュニケーションが最重要
  • 川内選手がバッシュや練習ウェアで気にしていることは?
  • まとめ

FIBA 3×3 ASIA CUPに出場

去る10月末には3×3のアジアNo.1を決めるFIBA 3×3 ASIA CUPに出場。

チームはベスト8で敗退し、彼も役割の変化に対応できずに悔しい思いをした。シューターに専念できた昨年の国際大会とは異なり、唯一のガードだったことで、「ボール回しやスラッシャーの動き、アウトサイドのシュートなど仕事が多くなった」と振り返る。「ガードとシューターの両方をやりこなす課題にしっかり向き合いたい」とここで得た経験を成長への糧とすることを誓う。

 

3×3との出会いが人生を変えた

今でこそ注目される存在だが、ひざのケガや将来を考えて、”高校バスケ”でひと区切りつける予定だったという。しかし、この競技との出会いが、彼の人生を大きく変えた。進学を控えた春休みに、「高校最後の思いで作り」で初めて挑んだ3×3の大会で見事に優勝すると、続く日本選手権のU18部門でベスト8へ進出、シュートアウトコンテストも制した。そしてこの活躍がきっかけで、U18の国際大会に日本代表として初選出。本大会に向けて練習を通して、「遊びではなく、海外の選手たちと戦い、結果を出す」というマインドに切り替わったという。さらに代表のチームスタッフによる後押しもあって、「バスケを本気でもう一度やりたい」という気持ちも再燃。「2020年を目掛けて、3×3に目標設定して力を入れていきたい」と、目指すはオリンピアンだ。そのステップとして、来夏には、国内トップリーグである3×3 PREMIER.EXE(スリー・バイ・スリー・プレミア・ドット・エグゼ)に参戦する意思をもっており、今後も目が離せない。

 

仲間とのコミュニケーションが最重要

川内は3×3を経験したことで、「5人制以上のコミュニケーションが大事で、自分たちの判断でプレイできることに気づかされた」と語る。ベンチに頼れる監督はいない。仲間と常に意見を交わし、状況を先読みして、流れを引き寄せる。この競技によって、プレイのスキルだけでなく、考えるスキルを養った彼の活躍はこれからもっと期待していいはずだ。

 

川内選手がバッシュや練習ウェアで気にしていることは?

僕たち学生からすると、「長持ち」する商品が助かりますね。走るメニューも多いと思うので、デザインよりもまずは耐久性です。そのうえでバッシュは、「履き心地」にこだわっていました。ウェアについては、僕はたくさん汗をかくタイプなので、「速乾性」のある商品があれば良いなと思います。高校時代の練習はハードで、汗で濡れたままプレイすることがイヤでした。どのタイミングで着替えに行けるのかと(状況を)うかがっていたので、練習の合間にちょっと立ち止まれば、すぐに乾くようなシャツがあれば助かったなと思います。

まとめ

 

3×3 日本代表候補 川内滉大(かわちこうだい)

1998年1月7日、大阪府堺市生まれ。小学校4年でバスケットボールを始め、泉ヶ丘東中学校時代は大阪府選抜の主将を務める。大阪桐蔭高では2年時に同校が夏のインターハイ出場、3年時はウインターカップ府予選決勝で涙をのんだ。2016年、履正社医療スポーツ専門学校に進学後、8月に全国専門学校大会4連覇に貢献。同年7月、U18 3×3日本代表に選ばれ、U18アジア選手権ではシュートコンテストで優勝した。同10月には3×3日本代表に選出され、中国・広州で行われた世界選手権に出場。175cm、72kg。

 

 

 

関連記事

オススメの記事

  1. バスケットボール男子日本代表/NBAドラフト1巡指名 八村塁 独占インタビュー 9月に発行されるT…
  2. 練習動画を紹介! 開志国際高校がウォーミングアップで実践する「コンタクト練習」 TIP…
  3. トレーナー直伝! 指導者が選手のコンディションを把握するポイント 開志国際高校のように…
  4. 元U16日本代表コーチ/富樫英樹の指導論 昨年の夏、創部5年で全国制覇を達成し、今年の…
Return Top