バスケットボールのルールまとめ! 覚えておきたいファウルや2018年変更点

これからバスケットボールを始めようと考えている方に、バスケットボールのルールや基礎知識を紹介したいと思います。また、2018年4月から国内で運用されたルール変更も交えてお伝えします。

バスケットボールはルールが非常に多く覚えるのが大変ですが、練習や実践を通して身に着けていきましょう。


目次

  • おさえておきたいバスケットボールのルールや基礎知識
  • バスケットボールの基本ルール
  • バスケットボールの反則の種類
  • 【バスケのルール】2017年FIBA通達(2018年運用)変更点
  • バスケのルールに歴史あり!
  • まとめ

おさえておきたいバスケットボールのルールや基礎知識

バスケットボールは1891年に、アメリカで誕生した球技です。世界的に人気のあるスポーツで、アメリカのプロバスケットボールリーグ(NBA)は、世界で最もレベルが高いリーグで、世界中に熱狂的なファンがいます。

バスケットボールは体育館などの室内で行われます。攻守の切り替えが早いので、バスケットボールをするには、走力と体力の両方を持ち合わせなければいけません

また接触する場面も多いので、相手選手に当たり負けしない体の強さも求められます

日本のバスケットボールリーグの歴史

日本では長年、実業団リーグが存在し、バスケットボールのプロリーグがありませんでしたが、2005年に実業団リーグとは別に、プロリーグ(BJリーグ)ができました。

2005年から日本には、実業団リーグとプロリーグのBJリーグの2団体が存在しましたが、2016年に1つの団体に統合されて、公益社団法人ジャパン・プロフェッショナル・バスケットボールリーグ(Bリーグ)が誕生しました。

Bリーグの初代チャンピオンチームは、日本人で初めてNBA選手になった田臥勇太選手が所属する栃木ブレックスでした。

バスケットボールの試合時間

バスケットボールの試合時間は、年代やリーグによって異なりますが、1試合を4つの時間帯で区切っているという共通点があります。

20世紀までは、ラグビーやサッカーのような前半、後半と区切った前後半制を採用していました。

しかし、21世紀のはじめにルール改正され、1試合を4つの時間帯に区切った4クオーター制が採用されるようになりました。

日本の小学生で1クオーター6分間、中学生になると1クオーター8分間、高校生以上やBリーグは1クオーター10分間になっています。

各クオーターの間にはインターバル(2分間)が設けられ、第2クオーターと第3クオーターの間はハーフタイム(10~15分間)が設けられています。

バスケットボールの試合で使われるボール

試合で使われるボールも年代や男女で違います。ボールの種類は全部で3種類あり、5号球(直径約22cm)、6号球(直径約23.2cm)、7号球(24.5cm)があります。

小学生男女は5号球が使用します。中学生・高校生・大学生・一般は男子が7号球、女子は6号球です。

試合に出られる人数は?

5人対5人、合計10人のプレイヤーがコートに出ます。ベンチには、スターティングメンバーを入れて10人から15人入ることができます。

Bリーグでは、12人以内がベンチに入れることになっていますが、リーグが違っていると入れる選手の人数も多少変わります。

バスケットボールの得点は3種類!

バスケットボールには得点の種類が3つあります。

1点:シュートする形になった状態で、相手に反則でシュートを止められてたときに与えられる、フリースロー

2点:試合がおこなわれている状態で、スリーポイントラインの内側から打ったシュートはゴール下であろうが、スリーポイントラインの少し前であろうが、すべて同じ2点にカウントされます。

3点:コートの中にはスリーポイントラインという線があり、そのラインの外側から打ったシュートはすべて3点にカウントされます。しかし、体がスリーポイントラインの外側にいても、線を踏んでいたら、2点のカウントになってしまいます。

バスケットボールの基本ルール

バスケットボールを行う上で覚えておきたい基本的なルールをまとめました。

ライブ・デッド

ライブは「ゲームクロック(時計)が動いている状態」で、デッドは「ゲームクロックが止まっている状態」のことを言います。

ライブは、ジャンプボールでトスアップのボールがクルーチーフの手から離れたときや、フリースローでフリースローシューターにボールが与えられたときなどを指します。

一方、デッドとは、ボールがラインの外に出たときや、プレーヤーの誰かが反則してプレーが止まったときなど、審判が笛を鳴らした時などが当てはまります。

タイムアウト

バスケットボールのゲームではタイムアウトをとり、ゲームを中断することができます。タイムアウトはコーチやアシスタントとコーチの請求によって認められます。

タイムアウトの回数

前半(第1クオーターと第2クオーター)に2回、後半(第3クオーターと第4クオーター)に3回、各延長クオーターに1回とることができます。

ただし、第4クオーターの最後の2分間には2回までしかタイムアウトをとることができません。

タイムアウトが認められる時機

タイムアウトが認められるのは、ボールがデッドにある状態のときです。また下記のときも認められます。

  • ファウルやバイオレーションのあとは両チームとも請求できる
  • 最後のフリースローが成功したあとは両チームとも請求できる
  • 相手チームが得点したとき、得点された側のチームは請求できる

ジャンプボール

第1クオーターの開始時、中央のサークルかフリースローのサークル内でおこなわるもので、コート中央のサークルに両チームの選手1人ずつが対峙します。そのとき他の選手はサークルの外側にいなければいけません。

審判が、両選手の真ん中のラインから垂直にボールが上げられ、そのボールを先にタッチし、味方選手にボールが渡ると、先に攻めることができます。

オルタネイティング・ポゼション・ルール

バスケットボールでは、ボールがラインの外に出たときに敵か味方が触って出たボールなのかがわからなくなる場合があります。

過去はジャンプボールをして、試合を再開していましたが、ルール改正が行われ、こうした行為を「ジャンプボールシチュエーション」として扱われるようになりました。

ジャンプボールをする代わりに、オルタネイティング・ポゼッション・ルールを適用してスローインを両チーム交互におこなうルールになりました。

スローインを先におこなったチームではないチームは、次のクオーターの最初にスローインの権利があり、その権利がクオーターごと交互に変わります。

フリースロー

フリースローは、ファウルを受けたチームが相手チームの誰にも邪魔をされずに、フリースローラインから打てるシュートのことを言います。ファウルが1クオーターで4回以上、同じチームで発生した場合などに与えられます。

フリースローの本数

フリースローを打てる本数は相手選手がファウルをした場所によって変わります。スリーポイントラインの外側からのシュートを止めようとした場合のファウルだと3本、2ポイントのシュート時は2本のフリースローが与えられます。

またファウルを受けながらでもシュートが入った場合、その点は入った扱いになり、さらに1本のフリースローを打つことでき、これをバスケットカウントと呼びます。スリーポイントからのシュートだと、フリースローも入れて最大で4点を決められます

フリースロー時のポジション

制限区域の両側にオフェンス2人、ディフェンス3人が立つことができます。それ以外の選手はスリーポイントラインの外側にいなければいけません。

フリースローのルール

フリースローをする選手は、審判からボールを受け取ってから5秒以内にシュートを打たなければいけないというルールがあります。

バスケットボールの反則の種類

バスケットボールは反則の種類があります。「バイオレーション」と「ファウル」の2種類をそれぞれ解説します。

バイオレーション

バイオレーションとはルール違反のことで、違反が起こった場所からもっとも近い場所で相手側チームにスローインが与えられます。

トラベリング

動きながらボールを持った時、3歩以上歩くと取られるバイオレーションです(1歩目がピボットフットで2歩目までステップを踏める)。また軸足が動いてしまった場合も取られてしまいます。

なお、2017年のルール改正で、競技規則の文言が変更されました。

引用:http://www.japanbasketball.jp/wp-content/uploads/Basketballrule_20170915.pdf
動きながら片足が床についてボールを受け取るときやドリブルをしていたプレイヤーがドリブルを終えるとき、床についている足の「次の足(他方の足)をピボットフット」とする。

ダブルドリブル

バスケットボールはドリブルをついて、ボールを一度持ってから、またドリブルをすることが禁止されています

キックボール

ボールをキックしてしまったときに取られるバイオレーションです。足でボールを止める行為も同様、バイオレーションを取られてしまいます。

バックコート・バイオレーション

バスケットコートには自分たちのチームが攻める側のコートと守る側のコートによって呼び名が変わります。攻める側がフロントコート、守る側がバックコートといいます。

バックコート・バイオレーションとは、自分たちがフロントコートでボールを持っているときに、ボールがバックコートに戻ってしまい、そのボールに自分、または味方選手が触ったときに取られる反則のことをいいます。

相手選手がボールを触って、ボールがバックコートに戻り、そのボールを再度取り返し攻撃し直すことは可能ですが、味方選手がパスミスをしたり、ドリブルミスでバックコートにボールが戻ってしまった場合は、触った瞬間、バイオレーションになります。

3秒ルール

ゴール下の周りにある制限区域エリア内に3秒以上留まってはいけないバイオレーションです。ただしフロントコートの場合だけで、バックコートにいるときは適用されません。

5秒ルール

5秒ルールバイオレーションはシチュエーションがいくつかあります。

  • フリースロー時、審判からボールを受け取ってから5秒以内に打たなければいけない
  • スローインでコートにパスを出すまでに5秒以上かかってはいけない
  • ガードされているプレイヤーは5秒以内にパスやショット、ドリブルをしなければいけない

8秒ルール

ボールを8秒以内にバックコートからフロントコートに運ばなければいけないルールです。ディフェンスの戦術で、8秒ルールを誘発させるフルコートプレスというバックコートからボールを出させない戦術があり、そのときに多く見られる反則です。

24秒ルール

コート上でプレーヤーがライブのボールをコントロールするときや、スローイン↓チームのプレーヤーがボールをコントロールしたとき、24秒以内にシュート打たなければいけないルール

ボールが空中にある状態で24秒の合図が鳴ってボールがリングに入った場合は点数となります。しかし、24秒以内にシュートを打っても、合図が鳴った時点でゴールリングにボールが当たらない場合は、24秒バイオレーションになります。

ファウル

ファウルは違反のうち、相手チームのプレーヤーとの不当な体の触れ合いによるもの(パーソナル・ファウル)やスポーツマンシップに反する行為(テクニカル・ファウル)のことをいいます。

プッシング

プッシングは相手の選手を故意に押してしまうファウルです。プッシングは攻める側の選手が相手を押しのけるプレーや、守る側の選手が攻める側の選手を押して攻撃を妨げる場合どちらにも適用されます。

ブロッキング

ブロッキングは相手の進行を、体を当てて故意に止めるファウルのことを言い、相手プレーヤーがボールを持っている持っていないに関わらずファウルとなります。

ホールディング

ホールディングは、相手選手を掴んだり、抱いて進行を妨げたときに取られてしまうファウルです。試合中では、相手に抜かれてしまい、走って追いつけないときなどで多発するファウルです。

チャージング

ボールを持っていても持っていなくても、相手選手に対し無理に進行してぶつかって倒したときなどに取られてしまうファウルです。

テクニカルファウル

テクニカルファウルは、相手チームとの接触による違反であるパーソナルファウル以外のファウルのこと。

例えば、試合がおこなわれている最中に相手選手や審判に汚い言葉を使ったときなどに適用されるファウルです。コートにいる選手以外にも、ベンチの選手や監督が相手選手や審判を侮辱した場合にも適用されてしまいます。

また言動だけでなく、スポーツ選手にふさわしくない行動を取った場合にも適用され、1試合で2回、同一選手がテクニカルファウルをおこなうと、退場処分になります。

【バスケのルール】2017年FIBA通達(2018年運用)変更点

国際バスケットボール連盟(以下、FIBA)により、FIBA中央理事会で最終提案・承認された「Official Basketball Rules 2017(競技規則)」が、2017年8月15日付で通達されました。日本国内での施行日は2018年4月1日から開始ということで、すでに適用されています。

そもそも何故ルールの改定の動きがあったのかですが、JBAは「今回の通達はFIBAが目指す“クリーンバスケットボール”を徹底させるもの」と説明していました。しかしながら、ファウルゲームは、今までも多くのチームがゲーム中に用いていたため、今後のチームの運営に変化が出ることが予想されます。

もちろん、悪意のあるファウルは怪我の恐れもありますし、そういったファウルのみを撲滅させるための施策であれば、プレイヤーとしてもできるだけ推奨すべきではあると十分に理解はさると思います。

しかし、試合の戦略の一つとして考えているチームからすると、試合に良い働きをしてくれていた場合も少なくないと思います。少なからずなれるまでの今後のプレイに戸惑いが出てきそうですね。

審判チームの運用でも、アンスポーツマンライク・ファウルか? それともノーマルファウルなのか? そういった判断部分はどうするのか気になるところです。

主な変更点(1)トラベリング

動きながら片足が床についてボールを受け取るときやドリブルをしていたプレイヤーがドリブルを終えるとき、床についている足の「次の足(他方の足)をピヴォット・フット」とする。

主な変更点(2)アンスポーツマンライク・ファウル

いわゆるタクティカル・ファウル(戦術的なファウル)だけでなく、試合の終盤に行われていた、いわゆるファウル・ゲームもアンスポーツマンライク・ファウルの対象となる可能性がある。いくつか例を説明します。


例1)「速攻を止めるファウル」ディフェンスプレイヤーが直接ボールにプレイせず、速攻を止めることだけを目的とした必要のないファウル、またはオフェンスの進行を妨害することを目的とした必要のないファウル(このルールはオフェンス側のプレイヤーがショットの動作に入るまで適用される)


例2)「ゲーム終盤のファウル」第4クオーターもしくは延長残り2分の状況で、スロー・インのボールが手から離れる前にディフェンスのファウルを取り上げた場合

バスケのルールに歴史あり!

バスケットボールというゲームはジェームズ・ネイスミスがルール・ゲームそのものを考案したもので、イギリスで生まれた青年会「YMCA」から拡大していきました。

この歴史上初のバスケの試合には、石川源三郎という渡米中の日本人も参加していたんです。彼が日本に帰国した時は、まだまだ海外スポーツの文化を受け入れる環境が発達していなかったので、日本にバスケットボールが流行るのはまだまだ後になります。

1860年頃には、アメリカのボストンにYMCAができ、その勢いで全米へ拡大しました。一気にバスケは広がっていきます。現代適用されているルールについてはいくつもの変更を重ねていますので、簡単にその変遷をご紹介します。

バスケのルール変更の歴史

1893年:5人制バスケが誕生
初のバスケ試合はは9対9で行われたのですが、史上最多人数の試合例をあげるとニューヨークの大学では50人対50人の試合も行われたことがあるそう。そこで、広い体育館なら9:9、狭い体育館なら5:5というルールができました。

1894年:人数制度の改定
フロアの面積が167平方メートルまでなら5人対5人、334平方メートルまでなら7人対7人、それ以上で9人対9人と人数とさらに細かくルール面積規定が改正されました。

1895年:フリースローの点数規定
ゲーム中にファウルが起こった場合、フリースローによって得点を決めることになりました。フリースローラインからゴールまでの距離は、6.1mと規定。

1896年:フリースローの距離が縮まる
フリースローの際のゴールまでの距離を縮め4.6mになりました。

1897年:バスケのゲームが5人制のみとなる
今まで試合会場の広さによって人数を変えていましたが、後々に5:5に固定。

1901年:フィールドゴールの得点改正
ゲームの得点数を増やす目的で、フィールドゴールの得点が3点に改正。

1902年:フィールドゴールの得点改正
前年改正した得点方法への反対意見が多くなり、フィールドゴールが2点、フリースローが1点という元の状態に。

1936年:日本の提案によって身長制が決定
日本の提案によってバスケに身長制が導入。1940年に開催予定となっていた東京オリンピックがあり、身長190㎝を境として2つの階級に分けられることに。しかし1940年の東京オリンピック自体が消滅し、その後、身長制は消えていきました。

1936年以降
1936年以降は、大きなルール改定は行われないものの、定期的に小さなルール変更が行われています。しかし、歴史を振り返って見ると現在のバスケの大枠はだいたい1936年までに完成されていると言うことがわかりますね。

まとめ

今回は、バスケットボールのルールや基礎知識を中心にご紹介ました。

バスケットボールには、ルールがたくさんあり、最初は混乱すると思いますが、試合を多くこなしていると段々と慣れてきます。プレイする前に頭の中で、ルールと反則をおさらいしておくと、より早く覚えて、より早くバスケットボールを楽しめると思います。

今回紹介したことを参考にして、ぜひ楽しいバスケットボールライフを始めましょう!

 

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